必要な保険
こちらでは、貨物保険など、個人事業主として委託ドライバーを行う場合に、加入しておくべき保険についての情報を取りまとめてご紹介していきたいと思います。
個人事業主に不可欠な保険
大きくは、下記の3つの保険が必要です。
- 自賠責保険
- 任意保険
- 貨物保険
ご自身の名義で自動車を所有する場合には、自賠責保険が不可欠。その上で、任意保険へ加入することももはや常識と言ってよいでしょう。
もちろん、個人事業主として委託ドライバー業務を行う場合、契約相手の運送会社からは、任意保険の加入を義務付けている場合がほとんどで、契約の際にほぼ間違いなく保険証書の提示を求められます。任意保険なしで委託ドライバー業務を行うことは、事実上不可能と言ってよいでしょう。
保険切り替え時の注意点
なお、ひとつ注意すべき点として、任意保険を自家用車向けから営業車向けに切り替える場合、保険会社によっては、不可とされる場合があることが挙げられます。特に、ネットやテレビCMなどで目にする機会の多い、通販型自動車保険は、この傾向があるようです。後述する貨物保険への加入と併せて、保険会社の切り替えも視野に入れておくべきと言えるでしょう。
貨物保険にはいるべき理由
その上で、委託ドライバーとして運送業務を行う場合、もうひとつ加入しておくべきなのが、貨物保険に他なりません。例えば――あまり考えたくはないことですが――荷物の配送中にハンドル操作を誤ってトラックが横転してしまい、積荷がすべてダメになってしまったという場合に、その損害をカバーしてくれます。また、車両への荷物の積み込みの際に荷物が破損したといった場合や、荷物の配送に関わる作業中に、第三者に怪我を負わせてしまったというような場合にも適用されます。まさに、運送業には不可欠な保険と言えるでしょう。
まとめ
近年では保険コンサルティンク会社などで、一般的な自動車保険と貨物保険を組み合わせた「運送業総合保険」というものを取り扱っているケースも増えてきているようです。委託ドライバーをはじめるという場合には、そうしたプランも検討してみるとよいでしょう。
想定月収は、配送単価をもとに、1日100個の荷物を運んだとして、20営業日働いた場合で試算しています。金額表記の税込・税別については、各社にお問合せください。